夕べは雨が降っていたのに、朝にはやんでお日様が顔を出した。
気温も3月中旬くらいの7度を記録した。
もう普通の靴で街を歩けるようになった。(嬉)
数日前デパートの食品売り場で立派な百合根を買い求めた。
正月があけてこの時期は立派な百合根が手ごろな値段で手に入る。
木箱いっぱいのおがくずの中から大きなものを一生懸命選んだ。
花びらをはがすように ひとひら一片百合根を欠いていく。
はなびらに似た燐片はしだいに小さく形が整っていく。
百合という花の名前はこの隣茎(球根)の形から付けられたそうだ。
たくさんの隣片が合わさってできたこの球根はきれいな花を咲かせるだけでなく
食べてもとてもおいしい球根なのだ。
母が煮ていたように、少々のお砂糖と塩で百合根を煮た。
白かった百合根はだんだん透き通ってきた。
しばしお鍋の中で味を含ませて漆の小鉢に積み重ねて盛った。
ほっくり・ねっとり・のあとにさらっと口どけがいい。
おいしい百合根を使ってもう一品、茶碗蒸し。
(海老、まいたけ、煮た百合根、水菜)
残り少なくなってから一番下に沈んだ大きな百合根を食べる。
日本人は根っこを食べる民族という。
このおいしい球根、北海道のの麓 真狩村(まっかりむら)で作られている。
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夕方5時過ぎ西の窓が明るくなった。
急いでカメラを取り出しシャッターを押した。
その夕日がマンションの壁に反射してきれいだった。