数日前 こんな雑誌が友人から送られてきた。
恥ずかしながら、こんな雑誌があることさえ知らなかった。
『沢村貞子』さんの特集だった。
結婚してからだったと思うが 母が自分で読んだ沢村さんの著書を2冊くれた。
「私の献立日記」と「私の浅草」の二冊。
献立日記は時折出してきて 多忙な生活の中でよくつけたものだと感心していた。
特集の中で 沢村貞子さんの『食』の言い分 というページが印象深かった。
※料理は芸術・・・・ものを作る楽しみもある。
※お料理をすることは、プロデューサーも演出家も俳優も一人で兼ねるようなもの
だから何と言っても面白いのよ。
※一緒に食事にさし向う夫の顔、妻の顔を差しかえるのはたいへんなことである。
せめて、献立の変化で気分を変えるのも 生活の知恵の一つではないかしら。
私の献立日記という本は直筆で載っていないので、この雑誌で沢村さんが書いたものを見ることができた。
献立日記の端っこに魚屋さんがきたと書いてある。
なじみの魚屋さんがいて、時々美味しいものをみつくろって届けてもらっていたらしい。
ちゃんと支払った代金も書いていた。
そのほかにお天気や気温もメモしてあって、たぶん気候に合ったお料理を心がけていたのだろう。
いただいたこの雑誌も私の料理本の棚に仲間入りです。
本当にありがとう!
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この特集のことを書いてから 今夜のおかずを載せるのはちょっと気が引けるけど・・・・・。
黒ソイの味噌煮
春大根と揚げ、ちくわの煮物
豆乳(冷たいもの)
ご飯、小カブの千枚漬け
黒ソイはメバルのような味でおいしい魚です。
メバルのように赤くなく、真っ黒なので商品価値が低いのでしょうか?
小さかったのですが、二尾で100円でした。
春大根は軟らかくすぐ煮えてとても甘くて美味でした。