今年は春が遅かったので うこぎも少し遅かった。
毎年思うのだが、うこぎにこの棘がなかったらどれほど楽に新芽が摘めただろう!
でも毎年やっているのでだんだん要領がよくなってそれほどとげを刺さずに摘むことができた。
たっぷりのお湯でゆでて 水で冷やして よく絞り、細かく刻む。
焼き味噌を作る。
ちょっと焦げ目のついた味噌を混ぜながらまた刻む。
今朝は炊き立てのご飯に 混ぜていただいた。
初ものだから 特別のご飯の時用の友人作の美しいご飯茶わんで。
存分にうこぎのほろ苦さと味噌のうまみを味わうために 朝ごはんはたっぷりの大根の味噌汁と
カリフラワーのオリーブオイル焼き。
これも初もの 山菜の『しどけ』一般には「もみじがさ」と言われている。
近所に住む友人の御主人が故郷の奥山で採ってきてくれた見事なしどけだった。
山菜の王様と言われ、香り、歯ざわり、ほろ苦い味 3拍子揃った大好きな山菜。
シドケはゆでて きっちり水けを絞り、味噌を塗りしばらくおく。
なじんだ頃に切っていただく。
『しどけの味噌押し』
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夜七時の三日月
用事を済ませ外に出たら まだ少し明るかった。
随分、日が長くなった。夏至は6月21日だそうで、その日に向かって少しずつ日が伸びている。
洒落たお宅の屋根越しに きれいな三日月が見えた。
少し歩いて大きな胡桃の樹のところで振り返ると、茂ってきた葉っぱのシルエットと月がまた
きれいで もう一枚撮った。