じとじとと梅雨のように降っていた雨がようやく上がったので、前から行こうと決めていた
写真展 風の音・土の匂い -木村伊兵衛・岩田幸助・大野源二郎がとらえた秋田の四季ーへ。
岩田幸助氏と大野源二郎氏は写真家 木村伊兵衛氏の秋田での撮影に同行し、自分たちも
素晴らしい写真を残している。撮影時期はだいたい1953年前後。
秋田の県南の農村を中心に撮影しており、今では見られなくなった風景や農作業の様子の写真が
春夏秋冬ごとに展示されていた。
田植えの風景では、休憩時間の笑顔でのおしゃべり、疲れはてて草の上に休んでいる農婦の姿など
働く人々の表情が生き生きと写し出されていた。
3人のうち お元気なのは大野源二郎氏一人だが、大野氏が平成13年に出された『土恋いのうた』という写真集の中の≪相乗り≫という作品が好きだ。
大野源二郎 土恋いのうたより引用
これは≪秋≫のページにあるのでたぶん稲刈りの忙しい時期に田んぼに向かう若い夫婦が
相乗りしていたところを撮ったものだろう。
秋の乾いた稲藁の匂いもしてきそうな、何ともすがすがしくほほえましい一枚である。
当時の子どもたちの生き生きとした表情の写真も多く、今よりもずっと貧しい暮らしであっても
元気でたくましささえ感じとれる写真が多かった。
( 看板を拡大)
相乗りの素敵なご夫婦は 今もお元気でいらっしゃるのかな?
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椿 その後
古い鉢に生けた椿はいよいよ一輪だけになり、まだきれいな一輪を楽しむために
たっぷりと水をはった。
窓辺に置いたらエゴの緑が水に映っていた。
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晩御飯
男鹿で鯛が釣れている!
今日は鯛の味噌漬け(焼き)。きんぴらごぼう、たこときゅうりのごまマヨネーズあえ。