子供たちが小さいとき知り合いになったアメリカの若い女性は教会の
交流事業の一つで日本に来ていた。
ほんの2年ほどではあったが 情が深くとても温かな人柄で親しくなった。
一度だけ田沢湖も案内した。
楽しい時間はあっという間で 彼女がいよいよ故郷カリフォルニアに帰ることが決まり、
我が家でお隣ご一家も誘ってささやかな送別会を開いたことがあった。
雪が降る夜で帰りの手みやげは何がいい?と聞くと彼女は『林檎』と答えた。
その夜もひとしきりワイワイとお酒を飲んだあと、冷たい「ふじ」をデザートに
出したのだった。
彼女は『日本の林檎はどの国のものよりもおいしいから』と付け加えた。
家にあった10個ばかりのふじを袋に入れ渡すと彼女は何度も何度も頭を下げ
帰っていった。
林檎の季節が巡るたび、底抜けに明るい彼女の笑顔を思い出す。
そろそろ林檎もふじがメインになる季節。
林檎園に出掛けた。
山は紅葉が終わり枯れた木々がまた何とも言えない美しさ。
奥様が『今年のふじ 大した いい 色っこになってだよ~』と笑顔だった。
試食させてもらった林檎を糖度計ではかってみると16度!!!甘いはず!
林檎もまた寒くなるといい色づきになるらしい。
たわわに実った真っ赤な林檎を見ていると気持ちが豊かになる
パイナップル林檎といって試食させてもらった林檎の木
うっすらと林檎の葉も紅葉している
『金星』というクリーム色の林檎はちょっと梨のような風味
ラ・フランスもおまけしてもらってしばらく食べる分を買って帰った。
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晩ごはん
孟宗筍の缶詰をあけて 炊き込みご飯を作った。
(たけのこ、しいたけ、にんじん、揚げ)
ヤリイカの塩焼き
買い過ぎたお豆腐でバターソテー