快晴の月曜日、午前中はお天気のもと忙しく働いた。
やっと暖かくなったので和室にある寝具を干し、思いっきり天窓をあけて掃除など。
ベランダから庭に目を向けると さくらんぼの花が咲いている。
玄関に生けるといい香り!これは眺める花の香りではなく果実の花の香り。
思いついて、椿が縁の友達に電話をかけてみた。
あの地震以来どうしているか気がかりだったがこちらにも余裕がなくて電話はしていなかった。
午後ちょっとだけお邪魔することにして電話を切った。
風はまだ少し冷たいが、青空が気持ちいい。
手みやげは『さくらんぼの花』桜はまだ咲かないからきっと喜んでくれるだろうと思って。
電話では何度か声を聞いているが、会うのは一年ぶり。
数日前に美容院に行ったらしく 昨年より若々しい感じがした。
我が家のさくらんぼの花をとても喜んでくれ、積もる話に花が咲いた。
片づけていたら見つかったという七〇年近く前の職場の辞令を見せてくれ、八〇余年の
人生を語ってくれた。
彼女がキッチンの窓辺で大事にしている可愛い蘭
彼女のかわいいペット まるちゃん すごくよくなついている。
日が長くなって外はまだ明るいがもうすっかり夕方になっていた。
名残惜しいけどまた椿のころにと約束してお別れした。
明日は雨の予報だがゆうやけがとてもきれいだった。
『本当に楽しかった、ありがとう』と何度も私の手を握ったが、私も花友と過ごしたひととき
があっという間で楽しかった。
いつお会いしてもふんわりと包み込むようなやさしさと気品がある素敵な80代である。
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晩ごはん
地物の青菜(あおな)で味噌おしを作った。
(ゆでた青菜に自家製味噌をまぶして少し味がなじんでから切る)
大きなヒラメのじゃっぱ汁と海老の酒浸し焼き