ひと月ほど前から公開されている新しい県立美術館へ。
安藤忠雄氏の設計による。
ここは2階のミュージアムラウンジ
窓の外には「水庭」が広がり向かい側の千秋公園が見える。
ここには秋田ゆかりの人の本もおいてあり、私は男鹿和雄さんの本を手に取って見た。
ソファーに腰掛け、ジブリの世界に浸っていると時間を忘れそうになる。
お天気の良い日は水に空が映り 自然の中にいるような気持ちになる。
ちょうど向い側の公園のお堀がすぐそこにあるような錯覚をしてしまう。
ちょっと目線をずらすと美術館の前には道路があり車が走っている。
そしてその向こうに公園のお堀があることに気付く。
これだけ気持ちよく広がっている水庭は初めてだ。
水は循環していて、風が吹くとさざ波が立ち、空の色が水に映る。
これからの紅葉の季節、もっと先の雪景色もきっときれいだろう。
大好きな場所の一つになった。
美術館としてはまだ準備中で 平野政吉氏のコレクションである藤田嗣治が描いた大作『秋田の行事』
などの作品はまだ公園側に見える平野美術館の方にある。
リビングのようなラウンジには秋田の特産品も展示され 求めることもできる。
大館曲げわっぱの酒器 その奥にも水庭と公園の緑が見えていい感じだった。
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写真展へ
懐かしいこの写真展は今日が最終日だった。
秋田の老舗写真館のご主人が撮った昭和の秋田市の写真
子供のころの写真がもっとあるかと思っていたがそのずっと前のものが多かった。
大正・昭和の初めごろの洋風建築の美しさに魅了された。
これは是非写真集を手に入れねばと思った。
母と一緒だったらいろんな解説をしてもらえたかもしれない。
母にも見せたかった。
懐かしい懐かしい写真ばかりだっただろう。