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ひな街道を走る
今日は気温がぐんぐん上がり5月並の暖かさになりました。
庭にあるさくらんぼの花も上の方から咲き始めました。
いいお天気になると忙しいのが主婦、朝から洗濯機は回りっぱなしでした。

夕べおひたしにしていただいたカタクリの花を数本ガラスのコップにさしておいたら見事に開花!
今更ながらこんなけなげなお花をおひたしにして食べた自分が残酷に思えてきました。
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さて昨日のお出かけの目的の一つは秋田でも一番先に春がやってくる由利本荘地域の旧家に伝わるお雛様を展示している雛街道を歩くことでした。
矢島藩にはかつて四国高松からきた『生駒氏』がおりました。
事実上の左遷だったようで、暖かな地から山奥の雪深い矢島の地に赴いた藩主の寂しさ、つらさを思わずにはいられませんでした。
生駒氏のことここにも書いてあります。
その後生駒氏は13代目が讃岐守に任命されますが、その間あちこちからお姫様が藩主のもと嫁がれたわけで、そのお嫁入り道具の一つとしても立派なお雛様が残っている土地だったようです。
たくさんのお雛様の中で一際目を引いたのが『熊谷家』に伝わった古今雛でした。
高さが53センチもある豪華なお雛様でした。
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このお雛様はもともと山形酒田の資産家が京都から購入したものだそうで、それが戦後、矢島の熊谷家に渡ったものといわれています。
高価な雛飾りはいろいろな理由からもともと購入した家から人手に渡って保存されているケースも少なくなく武士や豪商だった人たちの生活の大変さも垣間見ることができます。(私の勝手な想像ですが)
たくさんのお雛様を見てきましたので機会があったらまたご紹介します。
by harunoyokihi06 | 2008-04-07 23:52 | おでかけ


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