あちこちでさくらが咲きはじめた。
明日になるとまた午後から雨の予報が出ているので今日がチャンス。
お昼のあと 母を連れ出し近くの公園でお花見。
ここは日当たりがいいので七分咲きかな。
母の車椅子を押しながら、昨年の春一緒に桜を見た人のことを思い出した。
ついこの前新聞で訃報を知り、今年の花は見られなかったなあ~と思ったのだった。
父が亡くなったのもさくらが咲く季節。
たおやかに咲く桜を見ながら ひとはいろいろな人との思い出を重ね合わせている。
今年も一緒にお花見が出来てよかったね。
*******************************************************************
春告魚 『かど』を食べる
北海道産の生の鰊(にしん)が美味しい季節になった。
小さい頃は『かど』と呼んでいた。
小骨が多くて子供には人気がない魚だったが・・・・・・年を経て大人になったら
あのかどが焼けるにおいが 好きになっていた。
「かど」は「にしん」の古名だった。
ニシンの卵のことを「かずのこ」というが、古い書物には「かどのこ」という名前が載っているという。
塩焼もおいしいが、そのまま焼いて大根おろしを添え、お醤油をかけて食べた。