新しい年が明けて半月が過ぎ、暦には15日 小正月と書いてある。
「正月にどうぞ」と一緒に花のお稽古に通っていた仲間が年末に届けてくれた花。
それがこうも寒いものだから つぼみのままで一向に咲く気配がなかった。
温かい部屋に持ってきたら見る見る間にほころんで春のように咲きだした。
小正月は女正月ともよばれている。
華やかに生けた正月の薔薇を外して 床の間の花を入れ替えよう!
真っ赤なカーネーションをいれて『小正月の花』
東京に住む夫の叔母が私たちの結婚祝いに贈ってくれた書にも「春」という文字が入っている。
梅の模様のお皿を探し、正月料理のなごりを盛り付ける。
美味しく煮えた紫花豆もあと少しになった。
三つ葉とニンジンを入れた少し甘い出し巻き卵を作り小正月祝の膳
今夜のお酒は 二年前に作った山葡萄酒(友人の山のやまぶどう)を開けてみた。
おいしい!まろやかな味に仕上がっていた。
グラスの底にはちゃんとかわいい山葡萄の実が沈んでいた。