暑い、暑い一日だった。
いつもの夏なら日が暮れて涼しくなってから 買い物に出かけていたが、食後の薬が
ある母と一緒に暮しはじめてからはそうもしていられなくなった。
まだ日が高いうちに買い物に出かけたら、いつもの場所に合歓の花が咲いていた。
その小道の入り口は夏草が生い茂り、春に見事な花で楽しませてくれた桜の大木
からは蝉しぐれが聞こえる。
ねむの木は水辺に自生していることが多い。
もうほとんど終わりかけだったけど、きれいな花が少しだけ残っていてうれしかった。
夜になると眠るように葉を閉じてしまうことから、ねむの木と呼ばれるようになったらしい。
花は化粧の時に使う高級な刷毛のような形で薄紅色が風に揺れてきれいだった。
松尾芭蕉が詠んだ
『象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花』は秋田にある象潟である。
******************************************************************* 晩ごはん
鰯の梅干し煮
新かぼちゃ、玉ねぎ、にんじんのくずかけ
おべんとう
枝豆入り炒飯